震災シフト3周目。金ETF売却→日本個別株購入。

震災から3週間経ちました。東京では、だいぶ落ち着いてきたようにも見えますが、どうでしょう。日経平均もそんな気分を反映してか、あるいは海外株の高騰を受けてか、じわじわと上げております。


海外株の過熱がやや気になります。先進国、新興国ともにインデックスがここ2年の最高値を更新する日々。騰落レシオもぐっと上昇。しかしまだ騰落レシオが超過熱圏というわけでもないのが不思議なところで、ひょっとしてしばらくは高騰が続くのかもしれないとも思いつつ。けど短期でちょっと上げすぎてる気もしている。油断はできないよなー。


国内株はといえば、海外株の好調と、割と急な円安傾向を受けて、これまたじわじわ上げてます。震災前に比べると割安ではあるのに、過熱しているという、なんとも判断のつかない状況です。これ、海外がちょっとはじけると過剰反応して一気に下げそうな気がしてます。


それを受けてインデックスの購入をかなり落としました。まず海外株の購入を止めてます。海外株の一部の比率調整用に、少額の売り注文を出してます。


そしてこれまた急展開ですが、下記の方針転換を実施しました。


1:金ETFの利益確定
2:割安日本個別株の購入


もともと金ETFは分散効果を期待し、なおかつ通貨危機的状況への備えとして、サテライト運用的に購入されたものでした。実際、ドル安が継続的に続いた影響で相対的に金は価格を購入時から更に上げ、利益率18%の水準となりました。十分満足な結果だったし、高値警戒もあるし、これを売却することにしました。金ETFはそれ単体で生産を行わない純粋な投機銘柄ですし、ETFだと積み立てもできません。中途半端な位置づけに自分の中でなってたことも、売却の要因の一つです。


代わりのサテライト運用先として、日本株個別株を選びました。個別株を単元未満株取引で4銘柄分散購入してます。当面は、ポートフォリオの2%を個別株に振り向ける予定です。理由は、震災による個別銘柄の割安感が増したためです。大事なこととしては、あくまでサテライト運用の位置づけであること。しかし、割安感が更に強まったら、買い増しも検討します。個別株の詳細は次のセクションで。


大事なことは、メインのインデックス運用は変わらぬポリシーで継続するし、あくまでアセットクラスの1つとして個別株を扱うということです。これで個別株につぎこみすぎて、リスクが無用に増してしまうことは避けようと思います。

それにしても、インデックス投資というより、インデックス銘柄を利用したアクティブ運用という様相をますます呈してきたなあ……この辺は自分でも考えてるところがけっこうあるので、また後日書きたいと思います。