だらだら投資な一日。

毎日毎日少額の取引をすることで究極の時間分散投資を実践する、われらが「少額だらだら投資」ですが、毎日注文出すなんてむちゃくちゃしんどくないか、と思われる方もいるかもしれません。その誤解をとくために結論から書きますと、想像するよりかはしんどくない、というのが正直な感想です。


まあ、めんどくさいといえばめんどいんですけど、毎日のサイクルにしちゃうとなんてことなくなるじゃないですか物事って。そのサイクルにのっちゃえば、あまり苦しい気持ちにならず毎日投資を実践可能です。以下、簡単に一日の流れをご紹介(モデルの一日なので実際の流れとは異なる場合もあります。)

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起床 8:00

口数修正(*1) 8:10-8:15

米国市場ETF終値、為替入力(*2) 8:15-8:20

売り買い注文(*3) 8:20-8:25

外出 8:45


:仕事

帰宅 22:00

投資信託、国内ETF終値、為替入力
翌日の買付額・売却額検討(*4) 22:10-25

米国市場値動き確認(*5) 25:00

就寝 25:15

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(*1)約定した投資信託の口数が最新化される。それを管理ドキュメントファイルに転記

(*2)前日のポートフォリオがここで確定するわけです。為替の動きは必ずチェックします。NY市場の動きと為替の動きで、その日の東証の動きも大体見えるからです。

(*3)大体の買付売却額は前日に決めてますが、NY市場や為替が動いてたら躊躇なく方針を買えます。

(*4)翌日証券会社の残高照会画面に反映される前に、自分で投資信託終値は各投資信託のページを巡回し、入力します。ポートフォリオをどう動かすか、おおまかな方針はここで決め、大体の翌日の買付売却額を確定させます。

(*5)ここは面倒なら省けますが、たとえばだだ下がりしたときに翌朝受けるショックをやわらげるための準備として深夜の米国口座と為替の大体の動きはチェックしておきます。

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おおまかに言えば、大体こんな感じです。トータルで実際にPCに向かい計算したり考えたりする時間は1日30分もかかりません。その30分だって積もれば大きな時間になるので、そこをどうみるかというのはありますが。

ただ、毎日30分の習慣というのは全然1日の中に組み込むのは容易なものでして、日記を書くとか、そういう感覚で作業できるのが嬉しいです。自分の場合は、日記をつけるかわりにこの計算とか作業をやってる面はあります。

そして例えば、毎日注文を出し計算するのがしんどい方は、注文を2日に1回にするとか、1週間に1回にするとか、いくらでもアレンジ可能です。その場合は、2日30分、もしくは1週間30分の作業になるわけです。

実際自分も、ほぼ毎日の習慣にはしていますが、旅行にいったりしてPCに向かえないときには遠慮なく2日分の注文をまとめてしたりします。要は、回数が多ければ多いほどリスクの分散ができるという理屈なので、そのうち一回の機会が欠けても、極端に大きな誤差にはなりづらいのです。ただ、それが日々続いていくことに価値が生まれる、そういう考え方。

実際うまくいくかどうかの保証はまったくしませんが(投資は自己責任ですから)以上の経験則から申し上げて、意外と毎日投資というのはハードル低くできます。いい世の中です。そのうち証券会社が、「毎日積立」のサービスとかはじめればかなり楽になるんだろうなあと思いつつ。手動でやってもできなくはない、ということです。


メリットは、毎日注文を出すことで、買付時や売却時に「究極の時間分散」ができるということ。ドルコスト積立を毎日にならしてるようなものだから、リスクは圧倒的に低減するはず。デメリットは、毎日時間がとられること。めんどくさいこと。それと、証券会社やの人はひょっとして日々すごいめんどくさい事務対応に追われて「こいつ今日も1000円ぽっきり注文かよ!」って思われてるのかもなあ、と想像してしまうことです。制度として許してる以上、指差される必要もないんですけどね。そこは、もしやるのであれば「毎日細かい注文の対応ありがとうございます」と御礼を心の中で申し上げながら、買付や売却のボタンを、ぽちっとしてやってくださいませ。


いや、本当にこんな酔狂な投資法にお付き合いいただき、マネックス証券さんには感謝しかございません。さすが個人投資家の味方!よ!マネックス色男!日本一!