「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2010」

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2010」に投票しました。(http://www.fundoftheyear.jp/)投資ブロガーであればだれでも投票することができます。5ポイント与えられ、それを自由に振り分けて投票することができます。


下記のファンドに投票しました。


・Vanguard Total World Stock ETF(VT)2pt
eMAXIS 全世界株式インデックス 2pt
・上場インデックスファンド海外先進国株式(1680)1pt


全世界連動の投信とETFにポイントを多く振り分けました。この不透明な状況ですから、どこのクラスに資金を投じるか迷うケースもありますが、その手っ取り早い解が「全世界投資」です。投資するだけで、低い手数料で全世界の銘柄を買いつけられる、通貨も全世界のものに分散できる、素晴らしいファンドが「全世界インデックス連動」のETFや投信だと思います。


景気が不透明な中、リスク分散した上での低迷期の仕込みへのニーズが高まる中、VTはさきがけとなって全世界投資への門戸を開きました。去年もFund of the Yearを獲得しましたが、今年のほうがより、投資対象としては選ばれやすい環境だったと思います。今年、私は、為替損失を出したユーロMMFを解約し、その分をドルにかえてVTに投資しました。結果、全世界的な株高により、ユーロの損失を取り戻す上昇を見せています。下手すると、この1銘柄で事足りるくらいの素晴らしいファンド、二冠の価値は十分にあります。


そしてそのVTと同様に評価したいのが、国内投信初の全世界インデックス連動の投資信託eMAXIS 全世界株式インデックス」です。ドル口座がないとVTは買えませんが、この銘柄は国内の多くのネット証券で購入可能です。しかも、月1,000円からの積立が可能、マネックス証券であればスポット買付も1,000円単位で可能です。これは革命的だったとすら思います。


初心者の人に、どの銘柄を買ったらいいかと問われたら、株式クラスの第一候補に上がるのが、eMAXIS 全世界株式インデックスでしょう。全世界投資の参入障壁を一気に下げました。(eMAXISやSTAMシリーズ全般に言えることですが)この功績は大きいです。全世界インデックスを新商品として投入した三菱UFJ投信さんの英断に本当に感謝したいです。


努力賞が、コード1680こと「上場インデックスファンド海外先進国株式」国内初のKOKUSAIインデックス連動のETFとして注目されました。残念ながら乖離率が高く、インデックスとの連動もいまいち、取引量も少なく、まだまだ商品としては難しい面もありますが、KOKUSAI連動のETFを出したその心意気を買っての一票です。来年以降、1681の新興国株式ETFとともに、完成度が高まっていくことを祈っております。


発表は来年年初のインデックス投資ナイトとか。どんな結果になるか、非常に楽しみです。上の投信も、きっと上位に入ると思っています。