【分析】だらだら投資は、投資効率の最適化に長けた投資方法である!である?

細かく毎日注文を出し、あるカテゴリーが高くなれば細かく売り、あるカテゴリーが安くなれば細かく買う、上下変動に応じて買い付け/売却額を変動していき、アセットアロケーションを修正していくという「だらだら投資」スタイルが確立して、半年くらいになります。


本当にこの「だらだら投資」が功を奏しているのか、ちょっと調べてみました。あら怖い。


方法はきわめてシンプル。過去のポートフォリオを取り出し、そこに今の銘柄価格をぶちこんでみます。そして、評価額の元本比率を出します。


過去の時点のポートフォリオを維持していた場合、パフォーマンスはどうなるかをみるわけです。


これで「何もしなかったほうが、パフォーマンスがよかった」となったら、私の負けです。だらだら投資で毎日胃をいためながらパソコンに向かってたのは、結果的に無駄な努力となります。おおおおおそろしや。そんなデータとったの誰だよ(自分だよ)


というわけで、データがこちら。その日付のポートフォリオに、10/26時点の価格と為替相場をぶち込んだ「もし10/26時点の価格&為替だったら元本比率」です。カッコ内は、その日時点の実際の元本比率です。

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2010/10/26 99.24%
2010/9/17 99.14% (99.4%)
2010/8/30 99.17% (94.24%)
2010/7/26 98.82% (97.78%)
2010/6/8 98.00% (95.64%)
2010/4/27 97.87% (110.09%)
2010/3/30 97.87% (107.07%)
2010/2/26 97.75% (98.22%)
2010/1/26 97.17% (100.18%)

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おおお。なんと!一応右肩に上がってる!


まあ、当たり前といえば当たり前の結果です。この期間は株安期間が長く、現在は株価がそのときに比べればだいぶ上がり安定している状況です。安いときに仕込んだ株が高くなって、その分パフォーマンスを押し上げていると考えれば妥当でしょう。


しかし、個人的には、ほとんど株を仕込まずに、高値圏のグローバルREIT新興国を売り続けて債券を貯めてた9/17から10/26の間に、0.1%の押し上げがあったことを誇りたいのです。


利食いの蓄積だけで0.1%の最適化に成功したといえなくもないです。たかだか4,000円に満たないくらいの金額ですが、この0.1%がこの先の利益の源泉になっていくのです。


しかし個人的にはこの結果で勇気付けられました。誰にも理想のアセットアロケーションなんて分かりませんが、やりようによっては日々小額の売り買いを繰り返すことで最適化していくことができるのです。タイミングによって差はでましょうが、9ヶ月でみると2%、およそ7万円の改善効果です。年間8万円の10年間、年利3%で試算すれば、94万円の改善効果です。大げさに言いましたが、試算は適当です。


けど面白かったので、この試算は数ヶ月に一度くらいやってみようと思います。自分の投資スタンスの修正にもつながりますし。


なお今回の分析結果は、私の投資方法の正しさを実証するものではありませんし、単なる偶然の可能性が高いです。計測方法も適当です。同じ投資方法を真似て結果が悪くても責任は持てません。投資は自己責任でお願いします。


あと、致命的なのは、自分のアセットアロケーション自体がいまいちだと、いくら改善したところでどうにもならないのよね…まあ、そこは神のみぞ知る世界なので…。