円高&世界株高。元本近辺ふらふら。日本株だけが取り残されている。

やあどうも。いやあ、どうにもこうにも未曾有の円高は続くよどこまでもーと歌いたくなるような風情で、どうしたものかという感じではありますが。


いよいよ81円台を割り込み、1ドル80円台。流石に80円台を割り込めば介入もあるのではという観方もありますが、正直こればっかりはどうにも分かりませんね。ドル安が対円に限定した動きならまだしも、そういうわけでもなく、対ユーロなどでみるとあまり変動してないんですよね。相場。まあ、ユーロに関してはついこの間まで130円台でしたから、それに比べると、おそらくヨーロッパ諸国にしてみれば理想的な感じで切り下がったわけですが。


アメリカさんは、米ドルの相場の事実上の切り下げを狙っているんでしょうね。自分の国が借金返せないと、世界の景気は回復しないという考え方でしょうか。見方によっては理解できなくもありません。やっぱりアメリカを中心に世界の景気は決まりますから。


その成果というべきか。ドル安が功を奏しているのか、先進国株価が上昇基調です。すぐ落ちるんじゃないかなーと思ってたけど、意外としぶとく安定している。指数を見る限り、4月の、投資パフォーマンスがよかった水準まで上がってます。


新興国にいたっては、4月の壁をぶちぬいて上昇一辺倒。中国株もバブル怖いくらいに上がってますね。


しかし円建てにしたら、台無しだっての!この円高じゃ!パフォーマンスとしては、相変わらず元本比99〜100%近辺を細かく上下する日々です。そして世界は回復基調だってのに、日本株だけが完全に取り残されてます。


今後どうなるかですが、ドル安が続く限りは先進国株高をベースに、新興国も上げていくんじゃないかと予測してます。ドルが余れば、新興国に余剰マネーが流れるだろうからです。この一ヶ月で、だいぶドル安株高で世界経済の流れが固まってきましたから、当面は緩やかにこの流れが続くだろうと。


そうなると必然的に円高圧力は継続してかかり続けるでしょうね。


けど、この流れがふとしたきっかけで崩れるのも近い気もします。ありうるシナリオとしては、A:新興国のバブルがはじけてリバウンドで世界株安がおきる。逃避先に円が選ばれ更に円高圧力が…。B:日本政府為替介入し瞬間的に円安+日本株高。C:先進国株が再び下落基調に、ドル安圧力が軟化。D:好決算が相次ぎ世界的にぷちバブル再来。 最悪なのはAですが、そしたらこつこつ貯めてた日本債券のファンドを切り崩して外国株を買うのみですな。


ただ、方向性がまだ定まってない、地に足がついていない感じが市場にあふれてるので、当面は様子見しつつ、アセットアロケーションのバランスを整理しようと思います。基本は日本債券比率(部分利益確定)と外債比率(円高のうちに仕込み)の向上ですかね。株は割高間もあるので、今の相場観がぼんやり続く限りは、基本債券買い中心のスタンスが続くと思われます。


展開としては一番退屈なんだけどね…まあ、地味にこつこつといく時期ですよね、元本戻るか戻らないかって時期は。だらだら投資ゆえに、退屈な時期が、あってもいいのです。


例外は、中国株かな。A株連動のETFが、ついこの間まで-10%、為替損を含めると-40%近いパフォーマンスだったのが、ここのところ急上昇。-2%(為替損除く)くらいまで戻ってる。この動きは注視したい。投資はじめた初期に何も考えず実験ではじめた口座でしたが、単独国投資はやめたいので、手仕舞いするか塩漬けするか悩んでいた。展開次第では、売却も視野に入れておこうと思います。