国内に先進国株式指数、新興国株式指数連動のETF上場!

これはビックニュースが飛び込んできました。日興アセットが、MSCIコクサイ、MSCIエマージングに連動したETFを国内上場するというのです。
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1276.html

・上場インデックスファンド海外先進国株式 (1680)
・上場インデックスファンド海外新興国株式 (1681)

嬉しい悩みが増えました。やはり、タイムリーな取引を行うには、海外口座は、ドル換金のタイムラグも含め、非常に不利です。その点、国内であれば、何らかの要因で相場が大きく下げたときに、すばやく買いを入れるといったような小回りのきいた対応も可能になります。更に、さまざまな記事をみるに、10,000円から購入できるとのこと。SBIやマネックスで100円の販売手数料を払うとしたら、1%以下のコストで購入できるわけですから、積立利用も検討可能となります。

更に大きいのは、海外口座では対応していない特定口座に対応するであろうこと。税金の計算や手続きの手間も省けます。

もっとも、「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」さんのこちらの記事によれば(http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1278.html)国内・国外の2重課税の可能性が指摘されています。経過をみてみないとなんとも言えないところではあるのですが、いずれにせよ国際分散投資へのハードルが俄然下がったことは素晴らしい。

いくらネットで便利になっても、本当に海外株の投資って、システム的にも分かりづらい。税金の処理もめんどくさい。為替の計算もしなくちゃならない。海外株は購入時の手数料も国内に比べ割高(25ドル前後)なので小額の投資には不利というさまざまな「めんどくささ」があります。

ETFが低コストでメリット多い仕組みなのに地味に見られて普及しないのは、まともな銘柄をそろえようとすると結局は海外口座でやらなくてはならないというこの「めんどくささ」にあると思っていました。それを一挙解消する今回の銘柄国内上場は実に喜ばしいところだと思います。先日低価格投信として話題をさらった「eMAXISシリーズ」よりも信託報酬を考えると効率的ですし、これをきっかけにしたETFブームの到来もありうるんじゃないでしょうか?

今日のインデックス投資ナイトも、この話題でもちきりなんだろうなあ。