ヘッテルとフエーテル、内藤忍新刊。

ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話

ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話

ヘッテルとフエーテル。タイトルだけ大賞(http://d.hatena.ne.jp/hettachan/20091220/1261269386)というのも受賞したらしいです。おめでとうございます。

とても面白い本でした。普段は資産運用なんて関係ないと思っている(しかし罠に陥りやすい)人や個人投資家などが陥りやすいさまざまな事例を寓話スタイルで語っています。しかし中身は説得力あるデータに基づいていて、非常に読ませる本です。タイトルだけでなく中身もしっかりした面白い本です。投資初心者にもオススメだと思います。個人的には、時に痛烈でシニカルな脚注の数々が非常にツボでした。

あとは、内藤忍さんの本を2冊ほど。

預金じゃイヤだけど投資はコワい ボクの“負けない”人生戦略 (Kobunsha Business)

預金じゃイヤだけど投資はコワい ボクの“負けない”人生戦略 (Kobunsha Business)

いずれも非常に読みやすく、わかりやすく資産運用について語られています。ご本人がマネックス証券の広告塔(?)ということもあって、正直、多少のプロバカンダな雰囲気もあるのですが、運用を考えるきっかけを持つには比較的ニュートラルで好著だと思います。個人的には、「60歳で1億〜」云々のほうが分かりやすくてよかったかな。後者は小説じたてなぶん、まどろっこしい部分もあったので。